【2026年版】スウェーデンハウスの標準仕様まとめ|ヘンマベスト施主が全公開

家づくり

「標準仕様だけで、どこまで満足できるの?」
家づくりを検討していると、必ずぶつかる疑問だと思います。

結論からお伝えすると、スウェーデンハウスは標準仕様のレベルが非常に高く、特に「窓・断熱・気密・保証」は何も足さなくてもトップクラスです。一方で、キッチンやお風呂など「暮らし方で選び方が変わる部分」は、オプションを検討する価値があります。

この記事では、2025年に「ヘンマベスト」(延床35坪)を契約して建てた施主が、スウェーデンハウスの標準仕様をカテゴリ別にすべて公開します。「何が標準で、何がオプションなのか」「我が家は標準のままにしたか、変更したか」まで、実体験ベースで解説します。

※標準仕様は商品ライン(ヘンマベスト/サキタテ/フローヴィア/自由設計など)と契約年によって変わります。本記事は我が家(2025年契約・ヘンマベスト)を基準にしています。最新の正式な仕様は、必ず営業担当者にご確認ください。

スウェーデンハウスの標準仕様 早見表

まずは全体像から。各項目の標準仕様と、我が家の満足度(◎=大満足/○=満足/△=人による)を一覧にしました。詳細は各セクションと個別記事で解説します。

カテゴリ標準仕様(ヘンマベスト)満足度
窓・サッシ木製サッシ3層ガラス(アルゴンガス入り)
断熱UA値 0.35 W/㎡・K(標準/我が家も標準)
気密C値 0.62 ㎠/㎡
構造モノボックス構造/耐震等級3・劣化対策等級3
換気第1種換気(温度交換効率85%)
外壁東レ建材 タテスリーラインSH
屋根コロニアルグラッサ
床材朝日ウッドテック ライブナチュラルMSX 3P(突板)○(我が家は変更)
キッチン・水回りLIXIL一式○(我が家は変更)
トイレLIXIL ベーシア
床暖房標準・オプションともに無し(公式に「不要」)
太陽光長州産業 5.4kW(オプション・GX補助金活用)
保証・点検基本10年+延長/ヒュースドクトル50(50年無料点検)

それでは、カテゴリごとに詳しく見ていきましょう。

そもそもスウェーデンハウスの「標準仕様」とは

スウェーデンハウスには大きく分けて、間取りから自由に設計できる「自由設計」と、人気のプランや仕様をパッケージ化してコストを抑えた「ヘンマベスト(Hemma Bäst)」などがあります。

我が家が選んだのはヘンマベストです。間取りや一部設備に規格化された制限はあるものの、スウェーデンハウスの根幹である「木製サッシ3層ガラス窓」や「高断熱・高気密構造」はそのまま標準装備。性能を落とさずにコストを抑えられるのが最大の魅力でした。なお、ヘンマベストの購入者は20〜30代が中心と言われています。

我が家がスウェーデンハウスを選んだ理由や、他社との比較はこちらで詳しく書いています。

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構造・断熱・気密の標準仕様

スウェーデンハウスの性能を支えるのが、壁・床・天井・屋根を一体の箱として組み上げる「モノボックス構造」です。この強固な構造により、標準で耐震等級3(最高等級)・劣化対策等級3を確保しています。

断熱・気密の数値は次の通りです。

  • 断熱性能(UA値):標準仕様 0.35 W/㎡・K(オプションの付加断熱仕様で0.28まで向上)
  • 気密性能(C値):0.62 ㎠/㎡

我が家は標準断熱(UA値0.35)を選びました。付加断熱(UA値0.28)も検討しましたが、断熱層が増えるぶん壁が厚くなって居室がわずかに狭くなること、そして費用が約100万円アップすると言われたことから、標準のままにしました。標準でも住み心地に不満はまったくありません。

断熱・気密のリアルな住み心地、結露の有無については、こちらで詳しく検証しています。

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窓・サッシの標準仕様 ― スウェーデンハウス最大の魅力

スウェーデンハウスの代名詞が、標準仕様の「木製サッシ3層ガラス窓」です。他社では上位グレードや高額オプションになることが多いこの窓が、標準で付いてくるのは大きな強みです。

  • 4mm厚のガラスを3枚使用し、12mm幅の中空層を2層確保(アルゴンガス充填)
  • 熱貫流率は約1.61 W/㎡・K(一般的なアルミ単板ガラスの約6.51と比べ圧倒的)
  • 遮音性能32dBカット。木は樹脂の約1.4倍・アルミの約1,700倍の断熱性
  • 潜水艦のハッチのように密閉する回転窓の「エアタイト構造」で高気密

なお、ヘンマベストでは窓のサイズが規格化されており、横幅50/110cm・縦70/100/130cmの組み合わせが基本となります。木製サッシの実際の使い心地やメンテナンスについては、こちらで本音レビューしています。

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外装(外壁・屋根)の標準仕様

標準の外壁材は、東レ建材の「タテスリーラインSH」です。縦方向の3本ラインが建物をすっきり高く見せるスウェーデンハウスオリジナルのサイディングで、金具留め工法により釘頭や継ぎ目が目立ちにくい仕上がりになります。木目調を含む豊富なカラーから選べ、我が家は「ミッドナイトブルー」を選びました。

屋根材の標準は「コロニアルグラッサ」。オプションで外壁は石積み調外装材、屋根は陶器瓦も選べます。我が家は太陽光パネルを載せる都合からコロニアルグラッサを採用しました。

外壁・屋根材の詳しい比較や、スウェーデンハウスらしい「経年美化」の考え方、人気のピーリング(無垢パイン羽目板)についてはこちら。

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内装(床材)の標準仕様

標準の床材は、朝日ウッドテックの「ライブナチュラルMSX 3P(幅狭)」。表面に天然木の薄板を貼った突板フローリングで、自然な木目とコストのバランスが取れた仕様です。また、トイレ・脱衣所には水回りに強い同社の「アネックスサニタリー」が標準で、こちらも追加費用なしで選べました。

なお、我が家は標準のままにせず、床材を変更しています。家族が長い時間を過ごすリビングの足触りを最優先に考え、1階は挽板フローリングの「ライブナチュラルプレミアム ラスティック オーク材2P」を採用しました。
モデルハウスの宿泊体験で、この床材のサラッとした心地よい足触りに感動したことが決め手です。

2階は標準の3P(幅狭)ではなく、あえて「ライブナチュラルMSX 2P(幅広)」を選び、1階と床板の幅をそろえることで家全体に統一感を持たせました。トイレ・脱衣所は、前述の標準のアネックスサニタリーをそのまま採用しています。

床材の種類(シート/突板/挽板/無垢)の違いや、我が家の選択の詳細はこちら。

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設備(キッチン・お風呂・洗面・トイレ)の標準仕様

ヘンマベストの水回りは、標準ですべてLIXIL製品です。トイレは1階・2階ともLIXILの「ベーシア」が標準で、追加費用なしで設置できました。

我が家は「家事を楽にしたい」という最優先事項から、水回り一式をタカラスタンダードに変更し、念願のBOSCH食洗機を導入しました(増額は約65万円)。標準のままで十分な人も多いと思いますが、こだわりがある場合は変更も検討の価値ありです。各設備の選び方と費用はこちら。

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空調・換気・床暖房の標準仕様

換気は第1種換気システムが標準で、温度交換効率は85%。給気と排気を機械で行い、熱を回収しながら計画的に空気を入れ替えるため、高断熱・高気密の性能を最大限に活かせます。

床暖房については、スウェーデンハウスでは標準・オプションともに用意がありません。これは公式にも「床暖房は必要ありません。強固な構造材と分厚い断熱材により、真冬でも快適に暮らせます」と明言されています。床暖房に頼ると、ランニングコストの増大や設備の老朽化対応といった二次費用がかさむ、という考え方です。実際、高断熱・高気密のおかげで天井と床の温度差は1〜2℃程度に保たれ、足元だけ冷えるということがありません。我が家も床暖房なしですが、冬の寒さで困ったことはありません。

換気システムの詳細や、「スウェーデンハウスに床暖房は本当にいらないのか?」を一条工務店の床暖房と比較した記事はこちら。

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太陽光・省エネ設備の標準仕様

太陽光発電は標準ではなくオプションですが、スウェーデンハウスはもともと建物の基本性能が高いため、少ない搭載量でもリーズナブルにZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)を実現できます。我が家は長州産業の太陽光パネルを5.4kW搭載しました。

我が家は打ち合わせ中に発表された「GX補助金」を活用し、160万円の補助を受けました。断熱等級6はクリアしていたものの、採択要件を満たすために太陽光パネルを1kW増設したリアルな経緯はこちらで解説しています。

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保証・アフターサービスの標準仕様

スウェーデンハウスのアフターサービスは、業界でもトップクラスです。法律上の10年保証に加え、独自の「ヒュースドクトル50(50年間無料定期検診システム)」を標準で備えています。

  • 引き渡し後10年間で計7回の無料定期点検
  • 10年目以降も、50年目まで5年ごとに無料検診
  • 所定の有償メンテナンスを行えば、構造躯体の保証を最長20年まで延長可能
  • 1棟ごとに「カルテ」を作成し、40年前の窓のパーツでも国内で交換対応

実際に受けた点検の流れや内容はこちらで紹介しています。

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標準仕様で満足できる人/オプションを検討したい人

2年近く住んでみた施主としての結論です。

標準仕様のままで大満足だった部分:窓・断熱・気密・構造・保証。ここはスウェーデンハウスの根幹で、標準でも他社の上位グレードに匹敵します。何も足す必要を感じませんでした。

こだわるならオプションを検討したい部分:キッチンなどの水回り(暮らし方で最適解が変わる)、外装の色・素材、付加断熱。我が家はキッチンを変更して大正解でした。

採用してよかった/いらなかったオプションや、住んで分かった後悔ポイントは、別記事でまとめています(※オプション記事公開後にリンク追加)。

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まとめ:スウェーデンハウスは「標準仕様の地力」が高い

スウェーデンハウスの標準仕様は、特に住宅性能の根幹(窓・断熱・気密・構造・保証)において非常に高い水準にあります。ヘンマベストならその性能を保ったままコストを抑えられるため、「性能は妥協したくないが予算も大事」という人に向いています。

一方で、キッチンなど暮らし方で最適解が変わる設備は、標準にこだわらず自分たちの優先順位で選ぶのがおすすめです。この記事が、これからスウェーデンハウスを検討する方の参考になれば嬉しいです。

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