バレルサウナの寿命を延ばす!毎回の簡単お手入れと定期メンテナンス

サウナ

私たちはスウェーデンハウスの庭に、バレルサウナを設置しました。
設置してから約10ヶ月。四季をひと通り経験してようやくお手入れの勘所がつかめてきました。

しかし、導入前は屋外に置く木製サウナのお手入れに不安もありました。
実際に庭に置いてみると、最初は雨風によるカビや腐食が心配でした。

そもそもバレルサウナは、とてもシンプルな構造です。断熱材を入れず、木の板を円筒状に組み合わせただけです。そのため屋外では、雨風や湿気の影響を受けやすいです。板の隙間から水が入り込むこともあります。
一方で、きちんと手入れをすれば20年以上使えるとも言われます。
長く付き合えるかどうかは、まさに日々のメンテナンス次第です。

しかし、運用してみて大きな気付きがありました。基本となる「乾燥」さえできれば、誰でも簡単に維持できるのです。実際、私たちのサウナは内部に一度もカビが生えていません。
そのため、手入れの手間で導入を迷っている方も、安心して大丈夫です。

【基本】バレルサウナをカビ・腐食から守る!毎回のルーティン

バレルサウナを長持ちさせるには、毎回のルーティンが欠かせません。
ここでは、私たちが実践している日常のメンテナンスをご紹介します。

ステップ1:使用後はストーブの「余熱」で室内を乾燥

サウナを楽しんだ後は、ストーブの余熱で室内を乾燥させます。
しかし、退室時にすぐ電源を切るのは要注意です。木材が十分に乾ききらないことがあります。

そこで、出る直前までストーブの温度を保っておきます。あとは、勝手に電源が切れるのを待ちます。(我が家のストーブは、最大3時間後に自動でOFFになる仕様です)
そして、電源が切れた後にたまに換気をします。
こうすると、十分な余熱が室内に残ります。翌日にはまさにカラカラの状態を保てます。実際、翌朝に扉を開けても、湿気を感じたことは一度もありません。

この「使用後にしっかり乾燥させる」習慣には、もう一つ効果があります。サウナストーンを長持ちさせる効果です(詳しくは後述します)。

ステップ2:座面や床の汗はサッと拭き取る

サウナ中の汗が木材に染み込むと、臭いや劣化の原因になります。
そのため、使用後は座面や床の汗をサッと拭き取ります。

私たちは、以下の施設にもあるようなサウナマットを使っています。

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基本的には、乾拭きで十分に汚れや水分が取れます。
汚れが気になる時は、固く絞った濡れタオルで拭き上げます。

桶や柄杓、ととのい椅子などの備品も同じです。
使用後は乾拭きするか、外に出して乾かすとカビ防止になります。
ただし、備品をストーブの近くに置きっぱなしにするのは厳禁です。火事の原因になります。

ステップ3:ドアを開放してしっかり換気

サウナを長持ちさせる上で、使用後の換気も重要です。
汗の拭き掃除が終わったら、ドアを大きく開けて風を通します。
しかし、雨の日は少し注意が必要です。雨が吹き込む場合は、ドアを数センチ開ける程度に留めます。

また、庭の虫が気になるかもしれません。しかし、使用直後の室内は高温で乾燥しています。そのため、虫が寄り付くことはほとんどありません。

ステップ4:その日の最後に使った人が片付ける(我が家のルール)

我が家では、夫婦の後に隣に住む義父母が入ることもよくあります。
そこで自然と決まったルールがあります。「その日の最後に使った人が片付ける」というシンプルなものです。

義父母が最後に入る日は、片付けをお願いしています。
サウナマットの洗濯や、ととのい椅子・水風呂の片付けです。
誰か一人に負担が偏らないので、お手入れが面倒になりません。
おかげで、みんなで気持ちよくサウナを共有できています。
家族や来客とシェアするなら、最初にルールを決めるのがおすすめです。

【定期メンテ】長く安全に楽しむためのチェック項目

毎回のルーティンに加えて、定期的なメンテナンスも重要です。数ヶ月から半年に一度を目安に行います。

ステンレスバンドの締め直し(木材の収縮対策)

バレルサウナの木材は、季節や乾燥状態で収縮を繰り返します。
そのため、外側のステンレスバンドが少しずつ緩むことがあります。

このバンドは、幅4cm前後のステンレス製が数本使われています。
板同士を締め付けることで、気密性を保つ役割です。
緩みを放置すると、隙間風の原因になり保温性が下がります。
しかし、締め直しは簡単です。レンチ(M14サイズなど)やスパナがあれば、一人でもできます。

私たちは、夏と冬にそれぞれ一度ずつ締め直しを行いました。空気が乾燥して、木が縮みやすい時期です。
季節の変わり目を目安に、緩みをチェックするのがおすすめです。

サウナストーンの点検と掃除

サウナストーンは、熱と急冷の繰り返しで徐々に劣化し、割れます。
交換の目安は、一般的に半年〜2年に一度と言われています。
ひび割れや変色が見られたら、交換のサインです。月に一度ほど、状態を確認すると安心です。

とはいえ、設置から約10ヶ月の我が家のストーンは無事です。今のところ、まだ割れは見られません。思っていたより丈夫だ、というのが実感です。

これには理由があると考えています。ロウリュ後、石の内部に水分が残ることがあります。その状態で次回急加熱されると、水蒸気が膨張します。すると、石が内部から弾けて割れやすくなります。
我が家ではステップ1の通り、使用後に余熱でしっかり乾かしています。この「毎回乾燥させる」習慣が、石の寿命も延ばしているのだと思います。

なお、割れた石が出たら早めに取り除きましょう。底に放置すると、ストーブの故障に繋がります。
また、処分の方法は自治体によって大きく異なります。必ず、お住まいの自治体のゴミ出しルールをご確認ください。

外壁の再塗装(スウェーデンハウスの木部メンテとの共通点)

バレルサウナを屋外に置くと、外壁の再塗装が必要です。紫外線や雨から、木材を守るためです。
実はこの作業、スウェーデンハウスのメンテナンスとよく似ています。

スウェーデンハウスも、木製の窓枠やウッドデッキの塗装が欠かせません。その定番塗料が「キシラデコール」です。
我が家ではまだ、住まいの木部の塗り替えには手をつけていません。しかし、バレルサウナの外壁で先にキシラデコールを使ってみました。住まいの木部メンテに向けた、よい予行演習になったと感じています。

キシラデコールは、木に浸透して表面に塗膜を作りません。そのため、木の呼吸を妨げず、塗膜が膨れたり割れたりしません。
塗り替えの際も、ホコリを落とすだけで上塗りできます。メンテナンスがとても楽なのも、気に入っている点です。
本格的な塗り直しは、数年に一度のペースが一般的です。色あせや木肌の乾き具合を見ながら判断します。

キシラデコールは、あくまで屋外木部用の塗料です。メーカーも、屋内への塗装は避けるよう案内しています。
高温になり、肌が触れるサウナの「内部」には絶対に塗らないでください。塗るのは外壁部分だけ、と覚えておくと安心です。
木を守るためのひと手間は、住まいもサウナも同じです。

要注意!バレルサウナでやってはいけないNGなお手入れ

良かれと思った手入れが、かえってサウナを傷めることがあります。以下のNG行動には、特に注意してください。

  • ホースで内部を水洗いする 室内へ直接水をかけるのは厳禁です。断熱材のない木材が、大量の水分を吸い込みます。乾燥しきらず、カビや腐食の原因になります。
  • お風呂用の強力なカビ取り剤を使う 市販の強力な洗剤やカビ取り剤は、成分が強すぎます。無垢の木材を痛めたり、変色させたりする恐れがあります。
  • 内部にキシラデコールなどの塗料を塗る 木材保護塗料は屋外専用です。肌が触れる内部には塗らないでください。塗るのは外壁だけ、が鉄則です。
  • 備品をストーブのそばに置いて乾かす 桶や柄杓を近くに置きっぱなしにすると、火事の原因になります。乾かすなら室外で行いましょう。

もしバレルサウナにカビが生えてしまったら?

しっかり乾燥させても、屋外では雨や湿気でカビが出ることもあります。実は、我が家でも一度カビを経験しました。

幸い、毎日の乾燥のおかげで、内部にカビは生えていません。しかし、雨風にさらされる外側の木部にカビが出たことがありました。
それでも、慌てる必要はありませんでした。

対処はとてもシンプルです。まず、サンドペーパーで軽くこすり、カビを削り落とします。その上から、キシラデコールを塗り直しました。
キシラデコールには、防カビ性能もあります。削って塗り直せば見た目も綺麗になり、その後の再発もありません。
「カビが生えても、削って塗り直せばいいだけ」です。過度に怖がらず、リラックスして楽しんでください。

まとめ:手入れをするほどバレルサウナへの愛着が湧く

バレルサウナのメンテナンスは、最初は面倒に感じるかもしれません。
しかし、続けてみると気付くことがあります。それは単なる作業ではなく、「サウナを育てる時間」だということです。

きちんと手入れをすれば、20年以上使えるとも言われます。設置から10ヶ月、外壁の再塗装以外に大がかりなお手入れは一つもありませんでした。
基本は「使った後に乾燥させる」ことです。あとは、季節ごとのバンドの締め直しと、数年に一度の塗り直しくらいです。
手入れをするたび、サウナへの愛着もさらに湧いてきます。

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