賃貸派だった私達が家づくり!きっかけは義母の一言

家づくり

約3年前、コロナ禍でリモートワークが中心だった私たち夫婦は、「賃貸こそが正解」と信じて疑いませんでした。その私たちが、なぜ家づくりに踏み切ったのか。そのきっかけは、義母の思いがけない一言でした。この記事では、賃貸にこだわっていた私たちの考えが揺らぎ、戸建てを建てる決断に至るまでの実際の経緯を、正直にお話しします。

当時は「住む場所はどこでもいい」と柔軟に考えていました。妻も長女の出産を機に産休・育休に入っていたため、都心から離れた妻の実家近くのアパートへ引っ越しました。ライフステージに合わせて住み替えられる賃貸こそがベストだと、何の疑いもなく信じていた私たち。しかし、その考えが変わる出来事が次々と訪れます。

「賃貸派」から一転。家探しで直面した厳しい現実

次女が誕生し、2LDKのアパートが一気に手狭になりました。ベビーベッドを置くと大人がすれ違うのもやっとで、増えていくおもちゃや育児用品の置き場もありません。そこで、3LDK以上の賃貸を探し始めました。

ところが、そこで直面したのは「高い!」「希望の条件に合う物件がない!」という現実でした。子育てしやすい広さ・立地・家賃のバランスが取れた物件は、探せど探せどほとんど見つかりません。ようやく見つけても家賃が今より3〜4万円上がる。しかも「その家賃を10年、20年払い続けても手元には何も残らない」と気づいた瞬間、家探しが一気に億劫なものになりました。

そして、このまま家賃を払い続けることへの不安が、頭を占めるようになっていきました。

  • 老後も賃貸に住み続けられるのか。高齢になると審査が通りにくくなると聞いていた
  • 家賃を払い続けても、何も手元に残らない。同じ額をローンに充てた方がいいのでは?
  • 子どもが大きくなるにつれ、もっと広い家が必要になる。その都度引っ越すのは現実的か

気になって調べてみると、長く同じ場所に住み続ける前提であれば、持ち家の方が生涯コストは安くなりやすいという試算が数多く出てきました。たとえば大手不動産情報サイトのLIFULL HOME’Sや不動産会社各社のシミュレーションでは、40〜50年間の住居費を比較すると、持ち家の方がおおよそ1,000万〜1,300万円ほど安くなるという結果が示されています。

もちろん、これはあくまでモデルケースです。物件価格・住宅ローンの金利・修繕費・将来の売却価格などの条件次第で結果は大きく変わり、「必ず持ち家が得」とは言い切れません。短期間で住み替える前提なら、むしろ賃貸が有利になることもあります。ただ、私たちのように「妻の実家近くに腰を据えて長く暮らす」という前提であれば、持ち家に分があるケースが多い——。この事実を知ったとき、私たちの中の「賃貸派」としての確信が、静かに揺らぎ始めました。

マンション購入を検討するも…義母からの衝撃の一言

賃貸での条件が厳しいとわかった次のステップとして、私たちはマンション購入を検討しました。「買う」という選択肢が、初めて現実味を帯びてきた瞬間です。

都心に近いマンションも実際に見学に行きました。しかし、やはり価格は高額。さらに、私と妻の実家がどちらも戸建てだったこともあり、マンションでの子育てがどうしてもイメージできませんでした。「子どもが走り回ったら下の階に響かないか」「ベランダしかない暮らしで大丈夫か」——見学のたびに、そんな引っかかりが積み重なっていきました。

「広い庭で子どもを思いきり遊ばせたい」「いつか庭にサウナを置きたい」。そうした私たちの願望が、マンションでは実現できない。これも大きな障壁でした。

賃貸もマンションも、どこかしっくりこない。そんなモヤモヤを抱えたまま、何気なく義母に現状を相談しました。すると、思いがけない一言が飛び出したのです。

「うちの横の土地に家建てちゃう?」

一瞬、言葉の意味が飲み込めませんでした。義母の家の隣には、ちょうど空いている土地があったのです。この何気ない一言が、私たちの選択肢に「戸建てを建てる」を一気に急浮上させました。今振り返っても、あの相談がなければ、この一言がなければ、私たちは今も条件の合わない賃貸を探し続けていたと思います。まさに、我が家の家づくりのきっかけとなった瞬間でした。

賃貸・マンション・戸建て。実際に検討して私たちが感じたリアル

戸建てを本格的に検討し始めた私たちは、賃貸・マンション・戸建ての3つを、机上の一般論ではなく「自分たちの暮らしに当てはめると、どうか」という視点で改めて見比べてみました。ここでは、実際に3つを天秤にかけた私たちが肌で感じたことを、正直に書いておきます。

賃貸に感じた一番の魅力は「身軽さ」でした。設備が壊れても大家さんが直してくれるし、固定資産税もかからない。転勤や家族構成の変化にも柔軟に対応できます。実際、独身時代や子どもが生まれる前は、この身軽さが本当にありがたかった。ただ、子どもが2人になり「この土地で長く暮らす」と決めた私たちにとっては、その最大のメリットである「いつでも動ける自由」が、逆にあまり必要なくなっていたのです。むしろ、払い続けても資産にならない家賃と、老後の入居審査への不安が重くのしかかりました。

マンションは「立地の良さ」と「管理の楽さ」が魅力でした。駅近で便利、共用部の管理も任せられる。ただ、庭サウナやホームジムといった私たちの譲れない希望は、どうしても叶いません。管理費・修繕積立金・駐車場代が毎月かかり続ける点も、長い目で見ると無視できませんでした。

そして戸建て。固定資産税や修繕費といった維持コストはかかりますし、住宅ローンという長期の債務も負います。転居の自由度も下がる。デメリットは確かにあります。それでも、ローン完済後は住居費が大幅に減り、自由にリフォームでき、資産として残せて、庭やサウナといった夢まで叶う。私たちのライフスタイル(妻の実家近くに長く住む・庭にサウナ・子育て環境を整える)に照らすと、戸建ての「弱点」はほとんど気にならず、「強み」ばかりが刺さりました。

一般論では「どちらが得か」は人によると言われます。でも、自分たちの暮らしに具体的に当てはめてみると、答えは驚くほどはっきりしていました。私たちにとっては、戸建てが圧倒的に合っていたのです。

戸建て建築へ。決断の決め手は「新幹線通勤」と「サウナ」

義母の一言をきっかけに、私たちは戸建てを前向きに検討し始めました。しかし、一つ大きな懸念がありました。それは、私の通勤問題です。

妻の実家近くは都心から離れています。リモート中心とはいえ、今後出社が増えれば、通勤時間が大きな負担になる可能性がありました。「家を建てたはいいけれど毎日ヘトヘト」では本末転倒です。そこで妻と何度も話し合い、以下の3つの条件を取り付けることを交換条件に、家を建てる決意を固めました。

  • 新幹線通勤の許可:通勤手当が出るため実質的な負担は限定的。さらに、新幹線での移動時間は読書や仕事にあてられる「自分だけの時間」にもなると考えました
  • 自宅にトレーニングルームの設置:子どもが生まれてからジムに通いにくくなっていたため、念願のホームジムを実現。家にいながら体を動かせる環境が手に入ります
  • 庭へのサウナ設置:妻も義父母もサウナー。全員が大歓迎で、家族みんなで楽しめる「庭サウナ」という夢が現実味を帯びました

立地の面でも幸運でした。都心から離れているとはいえ、最寄り駅まで徒歩5分の好立地。新幹線通勤のアクセスにも問題ありません。義母の土地に家を建てさせてもらえるなんて、本当にありがたいことだと、今でも感謝しかありません。こうして、通勤という最大の懸念を「新幹線通勤」で、暮らしの豊かさを「サウナとホームジム」でクリアにできたことが、最終的な決め手になりました。

まとめ:賃貸派だった私たちが家づくりを決めた3つのきっかけ

「賃貸派」だった私たちが家づくりを決めたきっかけを整理すると、以下の3つに集約されます。

  1. 賃貸での条件が厳しかった:3LDK以上・子育て環境・家賃のバランスが取れた物件が、探しても見つからなかった
  2. 長く住む予定があった:妻の実家近くに根を張って暮らす計画だったため、生涯コストの面でも持ち家に分があった
  3. 賃貸では叶えられない夢があった:庭サウナ・ホームジム・子どもが遊べる庭など、持ち家でしか実現できないライフスタイルがあった

そして、これらすべての背中を押してくれたのが、義母の「うちの横の土地に家建てちゃう?」という一言でした。もし今、賃貸か持ち家かで迷っている方がいたら、まずは「自分たちがこの先どこで、どんな暮らしをしたいか」を具体的に描いてみてほしいと思います。一般論の損得よりも、その答えの方が、きっとあなたの決断を導いてくれるはずです。

こうして家づくりを決意した私たち夫婦。次のステップは、知識ゼロからのハウスメーカー選びです。何を基準に選び、どこでつまずいたのか。続きはこちらでご紹介しています。

妻の実家隣に一軒家!知識ゼロからのハウスメーカー選び
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