スウェーデンハウスの庭に設置したバレルサウナ。
我が家の暮らしの中心ともいえる存在ですが、その一方で、その周りの「地面」をどうするかは外構計画の中でも特に悩んだポイントでした。
そもそも選択肢は大きく分けて、天然芝・人工芝・砂利の3つ。
そして最終的に私たちが選んだのは人工芝。具体的には、PAEグローバル株式会社の「クローバーターフ あそびタイプ」です。
本記事では、
- なぜ天然芝ではなく人工芝を選んだのか
- 数ある人工芝の中で、なぜ「クローバーターフ あそびタイプ」だったのか
を、施主目線で詳しく解説します。
特に我が家は 「庭サウナの動線」 に加えて、「庭でスノーボードのオフトレをしたい」 という用途もあり、人工芝に求める条件は普通の家庭よりかなりシビアでした。そのため、同じような用途の方には参考になるはずです。
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庭に「人工芝」を選んだ5つの理由
1. 庭サウナで「庭に出る頻度」が圧倒的に高いから
まず、我が家にとって最大の理由はこれです。
実は、庭にバレルサウナがあると、サウナ室 → 水風呂 → 外気浴 → 水分補給 → またサウナ室 という動線で、1セッションだけで何往復もすることになります。さらに、家族で楽しめば、その回数はもっと増えていきます。
ところが、天然芝には「踏圧の限界」があり、一般的に「1日に同じ場所を歩くのは数歩まで」とも言われます。つまり、それ以上踏むと土が固まり、根が傷み、ハゲた箇所ができていきます。
そのため、毎週末しっかり整えても踏まれて傷んでいく庭—— これは我が家のライフスタイルには合いませんでした。
2. 庭でスノーボードのオフトレをしたいから
次に、もう一つの大きな理由が、庭でスノーボードの練習をすることです。
実際に、シーズンインの前にスタンス・荷重移動・グラトリの動きを反復するためには、家の庭で気軽に練習できる環境があるかどうかでかなり差が出ます。
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しかし、この用途に天然芝はまず合いません。
- 板で擦る・荷重をかけると 芝がすぐ剥がれる
- 地面に凹凸があると 板の挙動が不安定
- 雨上がりに泥になって 練習にならない
逆に、耐摩耗性が高くフラットな人工芝なら、シーズンオフの間も気軽に板感覚を維持できます。したがって、「庭サウナ動線」と「スノーボード練習」の どちらも踏圧・摩耗が強い使い方 であり、我が家にとって人工芝はほぼ必然の選択でした。
3. 共働きで「メンテナンスゼロ」が必須だったから
また、天然芝の維持には、想像以上に手間がかかります。
| 作業 | 頻度 |
|---|---|
| 芝刈り | 春〜秋は週1〜2回 |
| 水やり | 真夏は毎日 |
| 施肥 | 月1回程度 |
| エアレーション・目土 | 年2〜3回 |
| 除草 | 通年 |
我が家は共働き。そのうえ、平日は時間がなく、休日は家族でサウナや出かける時間に使いたい。結果として、「庭のために週末の半日を使う」というのは、私たちには続けられないと判断しました。
一方、人工芝なら、基本的なメンテナンスは葉っぱの掃除くらい。そのため、年に何時間使うかも分からない庭仕事から解放されるメリットは大きいです。
4. スウェーデンハウスの外観と「年中グリーン」の相性
そもそも、スウェーデンハウスの外観は、経年美化していく木製サッシと外壁が最大の魅力です。
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しかし、その家の足元が冬になると茶色く枯れてしまうのは、少しもったいない。だからこそ、一年中、安定したグリーンで家の外観を引き立てたい——これもジャパンディの世界観を大事にする我が家にとっては重要なポイントでした。
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5. 子供の遊び場として「平らで安全」だから
また、庭で遊ぶ子供にとって、地面が平らで均一であることは意外と重要です。
- 天然芝:根の盛り上がり・モグラ穴・土の凹凸がある
- 人工芝:施工さえしっかりすれば、面が均一で安全
つまり、転んでも擦りむきにくく、裸足でも歩ける。結論として、庭がサウナの動線・スノーボード練習・子供の遊び場になる我が家には、人工芝が最適でした。
天然芝の魅力も理解した上での判断
ただし、念のため触れておくと、天然芝が劣るという話ではありません。
- 本物の質感と香り
- 季節とともに変化する生命感
- 夏でも表面温度が上がりにくい
- 環境への負荷が小さい
もちろん、これらは人工芝には代えがたい魅力です。
ただ、「庭サウナ × スノーボードのオフトレ × 共働き × 子育て」という我が家のライフスタイルには、トータルで人工芝が合っていました。
メーカー選び|なぜ「クローバーターフ」だったか
さて、「人工芝にする」と決めてから次に悩んだのが、どのメーカーの人工芝を選ぶかでした。
安価な海外製人工芝の落とし穴
まず、ホームセンターやネット通販には、1m²あたり1,000円台の格安人工芝が並んでいます。確かに、コスパだけ見るとかなり魅力的です。
しかし、口コミやレビューを調べていくと、
- 1〜2年で色褪せが目立つ
- 芝が倒れて起き上がらない
- パイル(芝糸)が抜けていく
- 経年で安っぽさが際立つ
といった声が目立ちました。
そこで、庭サウナという「主役級の設備」の隣に敷くなら、ここは妥協したくない。さらにスノーボードの練習で板を擦るような使い方をする以上、耐久性は最優先。結果として、これが我が家の結論でした。
国産・専門メーカー数社で比較
そこで国産・人工芝専門メーカーを軸に比較しました。具体的に候補にあがったのは、
- PAEグローバル「クローバーターフ」
- ヒラオカパイル織物「FieldMagic」
- ユニオンビズ「メモリーターフ」
など。
そして比較したポイントは、芝丈・芝糸密度・芝糸の厚み・耐久性・遮熱性・透水性・防炎・価格・実績です。
最終的にクローバーターフを選んだ理由
最終的にクローバーターフを選んだ理由は、シンプルにいうと 「ラインナップの豊富さ」と「実績」 です。
- 2008年に日本でいち早くリアルタイプ人工芝を販売開始
- 個人宅・保育園・幼稚園・商業施設で多数の採用実績
- ラインナップは6タイプ+カラー+THE TURFで用途別に選べる
- 「人を幸せにする”人幸芝”」というコンセプトに共感した
特に、用途別に細かく選べるラインナップは、「サウナ動線」「スノーボード練習」「子供の遊び場」を一枚の芝でカバーしたい我が家にとって、まさに探していた条件でした。
なぜ「あそびタイプ」?クローバーターフ全6タイプの比較
まず、クローバーターフのラインナップを整理すると、こうなります。
| タイプ | 芝丈 | 特徴 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| カールタイプ | 13mm | ゴルフパター用に最適 | ゴルフ練習 |
| あそびタイプ | 30mm | 耐摩耗・防炎・遮熱・抗菌 | 遊び場・スポーツ |
| Wタイプ | 30mm | 起立性重視、W型芝糸 | 踏圧多い場所 |
| レギュラータイプ | 30mm | 定番バランス型 | 一般的な庭 |
| プレミアムタイプ | 35mm | 高品質・上位モデル | 質感重視 |
| くつろぎタイプ | 40mm | 長め・ふかふか | 寝そべる用途 |
| THE TURF | 60mm | 業界最長 | 本物志向 |
正直なところ、家でくつろぐだけなら「くつろぎタイプ(40mm)」も非常に魅力的でした。実際に、芝丈が長く、本物に近い見た目とふかふかの踏み心地は捨てがたいものがあります。
ただ我が家の場合、スノーボードの板で擦る・荷重をかける動きがある以上、芝丈が長くてふんわり系のタイプは確実に潰れて起き上がらなくなります。
結論として、我が家は 「あそびタイプ」 に決めました。その理由は、次の4つです。
決め手1:庭サウナ動線とスノーボード練習に耐える「420μのスポーツ仕様」
まず、人工芝の耐久性は、芝糸の厚み(μ・ミクロン) で大きく変わります。
- 通常の景観用人工芝:80〜350μ
- あそびタイプ:420μ(スポーツ用人工芝と同等)
実際、この厚みはJFA(日本サッカー協会)が定めるスポーツ用人工芝の摩耗試験——金属スタッド付きスパイクを想定して5,200往復摩擦——にも耐える設計です。
そこで、我が家の用途を整理すると、
- 庭サウナを毎週何回も往復する動線
- スノーボード板で擦る・荷重をかけるオフトレ
どちらも 「同じ場所に高い摩耗・踏圧がかかる」 使い方です。そのため、景観用の300μ前後では確実に芝糸が削れてしまい、420μのスポーツ仕様という選択は譲れませんでした。
決め手2:「ひし形形状」で起立性が高く、踏まれても倒れにくい
次に、クローバーターフの芝糸は通常、ふんわり感を出すV型に設計されています。
これに対して あそびタイプはひし形形状。そのため、芝糸自体に「芯」があり、踏まれても起き上がりやすい構造になっています。
これはスノーボード練習において特に重要で、板で擦って寝てしまった芝糸が、翌日にはきちんと起き上がっている状態をキープしてくれます。もし寝たままだと、フラットな練習面が保てません。
ちなみに、起立性を最優先したいなら「Wタイプ」もあります。ただ我が家は「耐摩耗 × 起立性 × 機能性」のバランスで、あそびタイプを選びました。
決め手3:「遮熱・防炎・抗菌」の機能が庭サウナ向き
さらに、あそびタイプは機能面でも充実しています。
- 遮熱成分配合:表面温度〜-6℃(同社従来比)
- 防炎性能試験適合(公財)日本防炎協会
- 抗菌成分配合:菌の繁殖を抑制
- 耐静電気素材を織り込み
そして、これらが我が家の用途とぴったり合いました。
- 真夏のサウナ後の外気浴で、素足でも比較的快適
- 庭サウナの煙突周辺・BBQ周辺で 火気への安心感 が高い
- 子供が裸足で寝転ぶ庭の 衛生面が安心
- スノーボードウェアなど化繊素材を扱うので 静電気対策 も心強い
決め手4:「透水穴の多さ」で水はけが良い
庭サウナのある庭では、
- ロウリュの水がこぼれる
- 水風呂とシャワーで水が散る
- 雨上がりに庭を歩く
など、地面に水がかかる場面が多いです。
その点、あそびタイプは従来のクローバーターフよりも透水穴を増量しています。そのため、水はけが良く、雨上がりでもすぐにサウナ動線・スノーボード練習に使えるのは大きなメリットです。
実際に住んで分かった「あそびタイプ」のリアル
ここが良かった
- 一年中緑で、家の見た目が安定する
- 雨上がりの翌日もすぐにサウナ動線として使える
- 子供がつまずかないので安心して遊ばせられる
- 庭サウナの椅子を直接置いても安定する
- スノーボードのオフトレに十分耐えるタフさ
- メンテナンスは葉っぱ掃除のみ
知っておきたい注意点
- 一方で、「あそびタイプ」は耐摩耗・耐踏圧を優先したスポーツ仕様の芝糸で、踏まれても起き上がる “芯のある芝” です。その分、ふかふかの感触や寝そべったときのクッション性は控えめです。そのため、寝転がる用途を最優先するなら、「くつろぎタイプ(40mm)」や「THE TURF(60mm)」 など長め・ふかふか系のラインナップの方が向いています
- また、経年で多少の色褪せはある(10年単位の話)
まとめ|庭サウナ・スノーボード練習と「あそびタイプ」は相性抜群
最後に振り返ると、我が家が、
- 庭サウナで頻繁に庭を歩くから
- 庭でスノーボードのオフトレをしたいから
- 共働きでメンテナンスに時間を割けないから
- 年中グリーンでスウェーデンハウスを引き立てたいから
- 子供が遊ぶ平らで安全な庭がほしかったから
という理由で人工芝を選び、そしてその中で 「クローバーターフ あそびタイプ」 にした理由は、
- スポーツ用と同等の 420μ厚みの摩耗耐性
- ひし形形状による 起立性の高さ
- 遮熱・防炎・抗菌 の機能性
- 透水穴増量 で水はけが良い
以上の4つでした。
「庭サウナ動線」「スノーボード練習」「子供の遊び場」「メンテナンスフリー」をすべて満たしたい外構を計画している方には、「あそびタイプ」は本当におすすめです。

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